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第96回外語祭開催によせて

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こんにちは、第96回外語祭実行委員会で委員長を務めております、中国語科3年鶴田拓己です。
ついにこの時が来ましたね、今年の外語祭まであと1日。外大生が輝く、非日常の5日間は目の前です。今年もこうして外語祭を開催できることを本当に嬉しく思います。
さて、こうして今年は委員長としての挨拶をスタッフブログで書いているわけですが、こんな私でも一昨年は当然大学1年生で、企画局の中でも比較的多くの担当企画を持ちながら人生で初めての外語祭を経験し、昨年は実行委員2年目として企画局の局長を務め、局全体の事を俯瞰して見ることができました。そして今年、現役実行委員としては最後の外語祭を迎えようとしています。今年は委員長として、実行委員全体を前からグイグイ引っ張っていくというよりは、一歩引いた視点から全体を見ている、そんな1年でした。
そんな視点から見てみると、いろいろなことが見えてくるわけです。
それぞれの局が、どの時期に具体的にはどんな仕事をしているのか、今どんな問題を抱えているのか等、外語祭運営にかかわることは、それはそれはたくさん耳に入るわけです。そういった話を聞くたびに、後輩たちの頼もしさを感じるのです。個人的に、この外実を主に動かしていくのは2年生であると考えているというのもそうですが、とにかく後輩達みんなが頼もしい。1年生にしても、実行委員会に入ってからまだ半年しか経っていないのに、みんなそんなに仕事ができるのか!と驚くばかりです。後輩同士の会話で「あれってどうなってる?」「ここやっておいたよ」という会話が聞こえてくると、なんだか嬉しいような寂しいような気持ちになります。3年生が適宜アドバイスや指導をしながら、1、2年生が主として創り上げてきた外語祭が、今年はどんな評価を受け、来場者や私達実行委員自身からどう見えるのだろうとワクワクしています。今年で96回を迎える外語祭をはじめ、大々的なイベントというのは往々にしてそれまでの先輩方が残してきたものを踏襲しつつ、時には変化を加えつつ動かしていくものではありますが、たかが半年や2年弱でその両方をやっている後輩達を、私は誇りに思います。
決して楽ではない仕事を、上級生を中心にこうしてやれているというのは、「来場者のみなさんに楽しんでほしい」という一心で実行委員をやっているからだと思います。本部企画を通して来場者に直に接する企画局、屋内団体やゼミ企画の管轄や装飾作成を行う屋内-装飾局、外語祭を外部に宣伝し、ガイドブックやパンフレットを作成していく広報局、外語祭を通じてご協賛いただける企業やお店にご協力をお願いする渉外局、料理店や模擬店団体などを管轄する事務局、外語祭の前身である語劇祭からの伝統ある語劇を管轄する語劇局、円形広場に大きくそびえたつ野外ステージ団体を管轄する野外ステージ局と、それぞれ分業体制で作業をしていますが、どの局も「来場者に楽しんでもらいたい」という思いで作業をしています。例えば外語祭の特徴でもあるアルコールに関するルールだって、一度でも事故が起きたら外語祭からお酒が消え去り、料理店自体の停止にもつながってしまうわけです。ただただ縛り付けるだけのルールは作りません。あくまで「来場者が外語祭を楽しめる」ようにルールを取り決めているのです。
そうした思いが詰まった今年の第96回外語祭。MVPを取った昨年の95回や、頼もしい後輩たちが創り上げるであろう来年の97回とは違う、「今年の」外語祭はもう目の前です。今年のキャッチコピーにもある通り、キャンパスに足を踏み入れればそこはあたかも地球儀の様に、所狭しと「世界」が凝縮されています。みなさん、ぜひ今年の外語祭に足をお運びください。
今年度第96回外語祭実行委員長として、今年の外語祭が事故なく無事に終了し、そして何より来場者の方々に「今年の外語祭も楽しかった!」と言っていただけるように。
明日からの5日間を全力で駆け抜けます。ぜひ楽しんでいってください。

2018年11月20日
第96回外語祭実行委員長 鶴田拓己

つる(委員長)