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インドネシア愛を語る

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スタッフブログをご覧の皆様、こんにちは!言語文化学部インドネシア語学科専攻のほあかりです。外実では広報局に所属しています。

私は現在インドネシアの都市スマランから記事を執筆しております。現地の大学が主催するサマープログラムに参加しがてら市街地&島嶼部観光の旅の真っ最中です。(といっても明日には帰国なんですが)今回はネシ科らしく少しインドネシア愛について語ろうと思います。

実は外大に入る前までは、私はインドネシアについてほとんど知識がありませんでした。当時の認識は「東南アジアのつぶつぶしてるやつ」くらいにしか思っておらず、思い浮かぶものもデヴィ夫人くらいしかありませんでした。ネシ科を志望した理由といえば、「アンタお米のほうがパンより好きなんだからお米食べられるインドネシアにしなさい」という母の一言に押されたからでしょうか。

それが大学でインドネシアについて学んで以来、私はすっかりインドネシアの虜になりました。地域ごとに違った文化の様相を見せてくれるのがとても魅力的です。首都のジャカルタは非常に発展しており高層ビルが立ち並び道路は気が狂ったような渋滞が続くし、かたやバリ島に目を向ければ、多くの観光客とビーチでにぎわう人々の光景と朝に開かれる市場で買い物をする現地の人々の生活の二面性が見られます。ジョクジャカルタは「学生の街」とも呼ばれ、本屋やレストランは値段が良心的なところが多いし、スラバヤには華人系の人々が多く生活しています。帰国するたびに、ついつい「次は(インドネシアの)どこに行こうかな~」と考えてしまいますね。

また、ジャワ語やバリ語など、インドネシア語以外のローカル言語が沢山あることも面白いし、日本の現代文化が広く受け入れられているのも面白いです。農村部ではローカル言語で話していることが多く、なかなか会話するのが難しいときがありますが、知らない言語の表現を教えてもらえることが多く、言語文化学部の学生的には最高にエモ!また、現在では農村部におけるインターネット、スマートフォンの普及も相まって、最近のアニメのタイトルを知っている人もいるみたいです。私の友人は、農村で「はたらく細胞」を知っている人に出会ったとか。なんで知ってんねん。

とりわけ、習ったインドネシア語を実際に渡航して現地で使ってみるのが私にとって非常に楽しいです。会話では正規の文法に則った長い文章での会話ではなく、短いセンテンスでしゃべることが多いです。”Sudah makan?ーSudah.(もうご飯食べた?ーうん)”とか、”Dari mana?ーDari Jepang.(どこから来たの?ー日本から)”など、たった1~2語で会話ができてしまうため、日々の専攻語の授業で揉まれた成果を発揮しやすい国でもあります。実際に会話をしていて、「え!?インドネシア語できるの!?」とか「こういう時はこっちの表現のほうがいいよ」と言ってもらえることが多く、インドネシア語でする些細な日常会話が勉強になるし、帰国後の勉強のモチベーション向上に繋がっています。現地に行って美しい自然を見たり、美味しいインドネシア料理を食べたり、現地の人々の親切さと優しさに触れたりする度に、

「ああ、インドネシアっていいなあ」

と常々思ってしまうのです。

まあ何が言いたいのかと申しますと、「大学に入ってから自分にとって興味深いものが見つかることもある」ということです。「今はこれっぽっちも興味ないな~」と思っていることも、勉強してからその魅力に気づくこともあるかもしれませんよ。

人は1年半も外大で学べば、専攻地域に対する愛が芽生えるんですねぇ(すっとぼけ)

それでは締まりがグダグダですが、この辺で失礼します!

Jumpa bertemu lagi! Dadah~~~広報局2年 ほあかり

(写真はインドネシアの秘境、カリムンジャワ島のビーチより)

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