コンテンツへスキップ

地球儀を回して見るような気持ちで

  • by

みなさま
こんにちは

屋内-装飾局 日本語科2年のムッシュです。

外大生の皆さんは外語祭に向けてそれぞれ動き始めている頃かと思います。
さて、去年私は日本語科の魅力についてひたすら語ったのですが、今年は旅の話でもしてみようかなと思います。
昨年の9月頭。僕は青春18切符と夜行バスを駆使して二泊三日の西日本一人旅を決行しました。ある程度プランを練ってはいたのですが、直前の予定変更は当たり前。これができるのが一人旅の利点のうちの一つですね。
日程としてはこう。1日目:地元の浦和→名古屋→岐阜→京都→夜行バスで広島。2日目:原爆ドーム→博物館→松島→広島駅→夜行バスで京都に戻る。3日目:京都→浜松→浦和。

本当は全て話したいくらいなのですが、それではキリがないので主な部分だけ。
1日目。浦和を出発し、ひつまぶしを食べようと名古屋に向かいます。お店を間違えてチェーン店の五右衛門に入る(人生初)というアクシデントもありつつ、なんとかひつまぶしにありつき、そこから岐阜に向かいました。岐阜では山の上にある岐阜城を訪れ、そこから夜の京都へ。

2日目、広島駅から原爆ドームに向かい、平和記念資料館を訪れ、それから宮島に向かいます。宮島は厳島神社は言わずもがな、弥山(みせん)という大きな山がそびえ立っています。そこの頂上から見下ろす景色はなかなかのもの。お土産(もみじ饅頭)を鹿に持っていかれ鹿と格闘しているところを同年代風の観光客に笑われるという、割と恥ずかしい目にも遭いつつ、そのまま夜まで宮島で待機。夜になると、島全体が赤くライトアップします。商店街は全てシャッターが閉まってしまうのですが、店先には赤い提灯が吊り下げられ、ジブリの世界に出てくるような、それはそれは幻想的な世界が広がっていました。道中の写真はiPhoneで撮っていて、日中の写真は割と綺麗に撮れるのですが夜景となるとこれが全く綺麗に映らない。ちゃんとしたカメラが欲しいなぁと思うきっかけとなりました。

3日目。早朝5時半に京都駅に到着。嵐山に向かいます。ただ向かった時刻が早すぎて主だった寺は全て入場できず、ただただ竹林と渡月橋を見て終わりました。あとは浦和に帰るだけ。その道すがら浜松に立ち寄り、少し奮発して高い鰻重を頂いてこの旅を締めるのでした。

これが僕の人生初の一人旅

他の人のスタッフブログを見てもわかる通り、外大生にとって海外はとても身近な存在で、海外へのハードルが異様なまでに低いです。
海外には魅力に溢れる都市や文化、料理がたくさんあると思います。
しかしながら日本にだって、貴方が見落としているだけで案外たくさんあるものですよ?

それは外語祭も然り。
外語祭の一番の売りは1日で世界丸ごと体験できること。
外語祭には見たことも聞いたこともないような料理や、それぞれの専攻語で行われる語劇、遠い国の舞踊の上演など、たくさんの魅力に溢れています。
するとどうしてもそっちの方に興味が行きがちですが、よくよく見てみてください。日本だって世界の一部。外語祭には日本の文化を伝える料理や語劇、発表など意外とあるものなんですよ。

今年のキャッチコピーは「地球儀に飛びこめ」でしたね。
ならば来場者の方々には地球儀を回して見るようなつもりで、「日本だから食べなくていいや、見なくていいや」と思わずに、ぜひ外語祭を楽しんでもらいたいものです。
地球儀を回して見るようなつもりで日本を訪れれば、もしかしたら貴方の知らない日本の魅力に驚かされるかも。

こう思うのは、僕がジャパ科だからかな。

むっしゅ(屋内-装飾 2年)