昨年度までの外語祭は府中に位置するキャンパスにて盛大に開催されていました。
そのキャンパス開催の様子を紹介していきます!
西武多摩川線の多磨駅から少し歩くとTUFSモニュメント「たふもにゅ」が見えてきます。
奥に進むと何やら横断幕が見えてきました!
これは「ようこそ幕」と言って、毎年実行委員1年生が協力して作成します。
年度始めに学内生の公募で決定するキャッチコピーをデザインしたものを作成することがお決まりです。
さらに奥に進むと…?
毎年大人気の料理店。料理店目当てで外語祭を訪れる人は少なくありません。
ようこそ幕をくぐると、そこに広がるのは色鮮やかな旗や看板で飾られたまるーい広場が。
このまるい広場は「円形広場」と言います。こちらでは学部1年生が語科単位で専攻地域の料理を振る舞います。
写真のように、毎年本当に多くの人がこの料理店に足を運びます。
料理店では30の国と地域の料理を味わうことができます。
フランス料理、イタリア料理はもちろん、カンボジアやラオス、中東地域の料理など日本ではなかなか味わうことができないものばかり。
料理店でふるまわれるものは、その語科に代々伝わる伝統的なレシピを使ったものであったり、専攻語のネイティブの先生方に味見をしていただいたものがほとんどなので、ものすごく本格的です!
スペイン語科のタコス
タイのワインカクテル「SPY」とパッタイ
さらに!外語祭では世界中のお酒も楽しむことができるのです。大人には嬉しいですよね。
まず身分証明書を提示して「アルコールパスポート」を購入し、そのアルコールパスポートを各店舗に見せてチェックをつけて貰えば購入することができます。
購入したお酒のアルコール濃度に合わせてチェックボックスに書き込みをマジックペンで入れてもらいます。飲みすぎないための工夫がしっかりなされているからこそ、お酒が楽しめる学園祭なのです!
訪れる人の中には「外語祭期間中に全メニューを制覇する!」と意気込んで来る方も。(しかし総メニュー数は100を優に超えます笑)
新型コロナウイルス感染が収束し、料理店が再開された暁にはぜひ、「全制覇」を目指して5日間毎日いらしてはいかがでしょうか?
ちなみに、今年はご自宅で料理店のあの味を再現していただくために「おうちで外語飯(がいごはん)フォトコンテスト」が開催されています!ぜひ参加してくださいね!
料理店の看板などは全て1年生が自作します。専攻地域によってデザインも様々です。
語劇が毎年行われる「アゴラ・グローバル」
続いて!
円形広場の手前にある白い建物に行ってみましょう。こちらの建物の中では学部2年生が専攻語ごとに行う「語劇」が上演されています。
語劇では、英語・フランス語・中国語などの日本でも比較的目にする機会の多い言語だけでなく、カンボジア語やビルマ語などなかなか触れ合う機会のない言語の劇も観る事ができます。
もちろん、舞台袖に日本語字幕が出てくる仕組みがあるため、その言語を学んでいなくともお楽しみいただけます!
語劇は古くからこの東京外国語大学で行われてきました。その歴史はなんと100年を超えます。二度の大戦を乗り越え、現在まで引き継がれているものなんです!
語劇の詳しい歴史はここでは語りきれないので、ぜひ第98回外語祭公式ガイドブックの語劇特集を読んでみてくださいね。
昨年度の語劇本番の様子。
その日上演される語劇のタイトルを掲示する「タイトル幕」。各語科の2年生が自分で作成する。
ここで、外語祭コソコソ噂話!
外語祭は5日間という、大学の学園祭にしては非常に長い開催期間であることで有名ですが、5日間開催するのは語劇を上演するためなんですよ!
全ての語劇を上演する、そのために5日間という長い開催期間が設けられているのです。
今年はオンライン開催となり、あらかじめ録画した劇を配信する形となりました。
生で語劇を鑑賞することは叶いませんが、いつでもどこでも語劇をお楽しみになっていただけるというメリットもあります。
この機会に全ての専攻語の劇を観てみるのはいかがでしょうか?
語劇が上演される「プロメテウスホール」。入学式などもここで行われる。
多くの観客で賑わう野外ステージの様子
では、再び円形広場に戻りましょう。
円形広場の真ん中にはステージが設営され、ここではバンドやダンス、お笑いライブなどのパフォーマンスが行われます。
円形回廊にまるく並んだ料理店囲まれた場所に位置するため、料理店で購入したご飯を食べながら、ステージをみる…なんてことも可能です。
ステージの奥に見える黒い幕。これはバック幕と言って、野外ステージ局が夏頃に作成するものです。
年によってデザインが異なるので「今年のデザインはどんなかな?」とバック幕に注目してみるのもいいかもしれません。
昨年度フィナーレの様子
野外ステージでのパフォーマンスの様子
最終日には「フィナーレ」がこの野外ステージで行われ、毎年学長メッセージや料理店ランキング発表などが行われます。
実は、今年も野外ステージでフィナーレが行われるんです!
今年のフィナーレは野外ステージを再現したVR空間で行われます。これは見逃せません!今からclusterアプリの使い方を勉強しておきましょう!
研究講義棟1Fの様子
続いて、研究講義棟に入ってみましょう!
他の大学には「3号館」「12号館」などたくさん講義棟があると思いますが、外大は学生数が少ないため、メインの講義棟は1つしかありません。
いつもの落ち着いた雰囲気から一変、外語祭期間中は万国旗や華やかな装飾がこの講義棟を彩ります。
この講義棟で行われる企画を「屋内企画」と呼びます。
円形広場でお腹を満たしたら、のんびり屋内企画を眺めるのがおすすめです!
屋内企画では、ゼミなどの研究発表や舞踊系サークルの発表、展示などが行われます。
ダンスパフォーマンスは野外ステージでも行われますが、屋内企画のパフォーマンスは教室内で行われるため、野外ステージよりも集中してパフォーマンスをみる事ができます!
舞踊系サークル発表の様子
講義棟を彩る装飾
今年の屋内企画は
の三種に分かれて行われます!
オンラインでも外大生渾身の企画が盛り沢山です。どれもこれも見逃せません!コンテンツページからアクセスできるので、チェックしてみてくださいね!
世界の絵顔の様子
研究講義棟内では、実行委員による企画「本部企画」も沢山行われています。
毎年大人気の民族衣装が試着できる企画や、フェイスペインティングをしてもらえる企画、受験生相談企画など多種多様な企画が揃っています。
本当は1つ1つを紹介したいところですが、そんなことをしているととても長くなってしまうので割愛させていただきます…。
私の個人的なおすすめはおみくじ企画です。おみくじを引くと、運勢とともに世界の格言が出てくるんです!勉強にもなるし、何語が出てくるかな?とワクワくする企画です。
(昨年度は大吉を引く事ができたので、今でもそのおみくじはとってあります!)
おみくじを入れた箱
赤いジャンパー着てモザイクアートを眺める実行委員たち
今年はリアルで本部企画を体験することは叶いませんが、オンラインだからこそ実現した企画も沢山あります!
リアルタイムでしか参加できない企画も一部あるので、日程をよく確認しておきましょう〜
他にも屋外音楽企画、体育館企画、和室企画など、まだまだいろんな企画があります。
オンライン開催でも受け継がれた企画も多々ありますが、やっぱりキャンパスでしか味わえないものがあります。早く新型コロナウイルスの感染が落ち着いて、またキャンパスで外語祭が開催できると良いですね。
この記事を読んで少しでも興味を持たれた方は、
ぜひ、府中のキャンパスまで足を運んでみてください。
お待ちしています!