主に話されている国・地域 | 日本(他にブラジル、ハワイやアメリカ西海岸など) |
言語系統 | 不明(アルタイ諸言語や朝鮮語ニブフ語、アイヌ語、オーストロネシア語族の諸言語などとの系統関係が問題にされてきたが、確証は現在までのところなく、学問的にはどの言語との 関係も立証されていない。唯一、朝鮮半島の高句麗の言語の数詞等が日本語と同起源に遡ると考えられる形をしている) |
日本語の魅力 | 音素は比較的少なく、難しい発音もない。撥音「ん」と促音「っ」、母音の長短の対立、アクセントは、やや珍しく、日本語学習者にとって難しい。 形態的には膠着的で、述語は「立たされていたくなかったみたいなんだけどね」のような大きな複合体を形成し得る。動詞の人称変化もないが、やりもらいの動詞などが発達していて、主語など の名詞項がなくとも文法関係がわかるようなしくみになっている。 統語的にはSOV語順の言語の典型的な性格を示し、北東アジアの近隣の諸言語と類型的によく似ている。シンハラ語など、わずかな言語にしか見られない「いる」と「ある」の対立がある。文字 もひらがな・カタカナ・漢字の3種によるシステムで、漢字の読みも何通りもあって難しい。 |