こんにちは！事務局2年のうぉるとです。
突然ですが、｢無駄なことは何も無い｣という言葉を聞いて、皆さんはどう感じるでしょうか。私は今まで、何事にも無駄はあると思っていました。やる意味が分からないこと、やらない方が楽だったこと、経験しなくて済むなら経験したくないこと、色々あると思います。数学の勉強や落ちた高校の過去問演習、何もせず終わった休日に何も決まらず終わった会議、病気でただ苦しむだけの日々、大切な人の死。個人的なことになってしまいますが、私には｢この時間、この経験は必要なのか｣と思うことがたくさんありました。周りから｢いつかやって良かったって思えるよ｣とか、｢そういう経験も無駄じゃない｣とか、優しい言葉を掛けてもらっても納得しきれないことがたくさんありました。過去を変えられるならこの時間もこの経験も無くしたい、何の意味があったのかわからない、そんなことがたくさんありました。
でも、今になって少し考えが変わりました。
あの時数学を勉強していなかったら理解できなかったこと、何もしない休日が無かったら気づけなかった充実感、ずっと元気に過ごしていたら感じていなかったかもしれない感謝、別れが無ければ気づけなかった今の大切さ。
自分が無駄だと思っていた時間や経験がなければ気づけなかったこと、聞けなかった言葉、出会えなかった人達。その全てが今の自分に必要です。
無駄だと、嫌だと、辛いと感じたその時間や経験が無い方が楽だったかもしれないし、幸せだったかもしれない。でも、今の自分にどうしても必要だから仕方ない。そう思えるようになりました。
コロナ禍で思うような生活が出来なかった2年間が無駄だったのではないか、今自分が頑張っていることに意味はあるのか、不安を抱えている方もいると思います。そして、外語祭の対面料理店中止を受けて、今まで準備してきたことや話し合ってきた時間が無駄になったのではないかと、苦しんでいる方もいると思います。
でもきっと、何も無駄にはなりません。無駄だと思えることはあっても、無駄が無駄のまま終わることはきっとありません。
いつか無駄じゃなくなる日が来るから頑張ろう。休息だって無駄じゃないから今は休もう。結局どう転んだって無駄にはならないんだから、何も考えずに気楽に行こう。どんな形でも良いと思います。これを読んで皆さんの心が少しでも軽くなったら嬉しいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました！
99th外語祭が、どうか皆さんにとって｢無駄のない｣ものとなりますように。
うぉると(事務２年)