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来たバスに乗ってみた

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「今ね、外大でアラビア語勉強してるの!あとね外実に入ってて、なんて優しい先輩方なんだ〜って毎日幸せ噛み締めてる!一人暮らしにも慣れてきて、ご飯もちゃんと作ってる!あとねあとね…」

って1年前の自分に言ったらなんて言うかなと時々考える。「楽しそうで何より」ってお母さんみたいなこと言うかな。「相変わらずオチの無い話するね」って苦笑いするかな。それとも、「そっか、今年もダメだったか。でも最後まで頑張ってくれてありがとう」って労ってくれるかな。

1年前、私は他大学を目指して浪人していた。
現役の時に通っていた塾の先生に「君には出来ない」と言われて泣き叫ぶほど悔しかった。自分のことを責めて泣いてばかりで、自己肯定感皆無の自分を変えたかった。その思いに突き動かされて私なりに努力したけれど、憧れていたその大学は、やはり私が目指すにはハードルが高くて、手が届かなかった。

最後の最後で外大が拾ってくれた。後期試験後、合格の2文字を見た時「おいで」と言われた気がした。天の声が本当にあるのなら、あの時の声だと思う。今まで感じたことのない、言葉で表せない思いが込み上げてきて、涙が止まらなかった。ギリギリまで二浪しようか迷っていたけれど、外大への進学を決めた。普段慎重な私にとって、この決断は賭けに等しく、たまたま来たバスに乗ってみたような感覚だった。

だけど今はそれで良かったと思っている。来たバスは私が行くべきところに連れて行ってくれた。受験生の時とは違う忙しさの中で過ごす今が、本当に充実している。特に私が所属する事務局に関して、先輩方のキャパの広さに圧倒されるばかりで、全然役に立てないけれど、温かくて優しい先輩方に出会えて良かったと早々に思っている。中でも環境藩の先輩方は格別である。そして何より、自分のことを認められるようになった。今までの自分に「頑張ってくれてありがとう」と言いたい。

最後に、私は自分が進むべき道が必ず用意されていると信じている。時に来たバスに乗りながら、これからも大学生活を存分に楽しみたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

写真は上京したてほやほやの私が、桜のプラネタリウム〜とか思いながら、飛田給側の入口付近で撮ったものです。贅沢な通学路で幸せです!!

最後まで読んで下さりありがとうございました!記念すべき100回目の外語祭、大成功しますように!!!

 

あきほ(事務1年)