対談企画第三弾:前年度委員長対談
外語祭実行委員会広報局のなかじです!いよいよ外語祭、そして一橋祭が目前に迫ってきましたね!!
お互いのキャンパスツアー動画や対談企画などをお届けしてきた『復活!一橋祭×外語祭コラボ企画』も、今回でひとまず最終回となります。一橋祭運営委員会の皆様、本当にありがとうございました!
今回は外語祭・一橋祭それぞれの前年度委員長さんをお呼びして、委員長という立場を経験したからこそ生まれる感情や思い出、学園祭に対する想いなど貴重なお話を沢山していただきました。本記事を読んで、学園祭や学園祭を運営する組織に興味を持っていただければ嬉しい限りです。ぜひご覧ください!
ほなみん | 前年度(第99回)外語祭実行委員会 委員長(写真左) |
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やす | 前年度(第52回)一橋祭運営委員会 委員長(写真右) |
なかじ | 第100回外語祭実行委員会 広報局交流担当(写真中央) |
はじめまして!
なかじ:外語祭実行委員会、広報局2年生のなかじです。まずはおふたりの自己紹介からお願いします!
ほなみん:前年度、第99回外語祭の実行委員長を務めましたほなみんといいます。今日はお呼びいただきありがとうございます。よろしくお願いします!
やす:第52回、前年度一橋祭の委員長を務めましたやすと申します。1年生のころは講演会の企画と、門の装飾を担当していました。2年では現金・現物援助担当という学園祭全体の消耗品を管理する役職で、3年生の時に委員長をしていました。どうぞよろしくお願いします!
コロナ禍での学園祭
なかじ:去年の学園祭にはおふたりとも委員長として関わっていたということで、まずは振り返ってみて、どんなことに苦労したのかを教えてもらえたらと思います。
ほなみん:去年の外語祭は、キャンパスでの対面とオンラインを併用したハイブリッド型でした。苦労したことと聞かれてぱっと思いつくのは、コミュニケーションをどうやって取るかが本当に難しかった。行動の制限もあって、みんなで集まることがなかなかできなかったんですね。
やす:直接会えなかったですよね。
ほなみん:そうですね・・・1年生の時はみんなで集まって、委員会を開いたりしてたけどそれもできなくて、そこが一番しんどかったですね。
やす:全部zoomだったり、オンラインでの活動だったんですか?
ほなみん:局ごとの会議は途中から対面になったけど、全体で集まることはできず・・・局を超えた交流があまりなくて、それぞれがそれぞれの仕事をするみたいな感じで。「みんなで1つの外語祭を作っているんだったよね・・・?」って。
(局;外語祭実行委員会の部署のこと。広報局、渉外局など)
やす:めちゃめちゃ分かりますね・・・うちでも同じようなことが起きていて。1年生が入ってきても仲良くなれないみたいなことがあって、すごくネックでしたね。
ほなみん:対面で会って、顔を見て話してこそっていうのはありますよね。
やす:組織全体でどうしたらスムーズに情報を共有できるのかっていうことを、3年生の幹部で話し合ったりもしてましたね・・・なかなかうまくいかなくて。
ほなみん:伝えてると思っていたことが伝わってなかったりとか・・・ちょっとした雑談が大切だったんだなとか、思ったりもしました。
やす:すごく分かります。うちは昨年は完全オンラインで、学内生のみで開催して、それを配信もするっていう感じで。一昨年も完全オンラインで、その時のノウハウを活かしつつも少しずつ新たな試みをして、そこも苦労しましたね。
委員長としての想い
なかじ:昨年の学園祭で特に心に残っていることはありますか?
ほなみん:一番心に残っているのは、ハイブリッド型とはいえ1年生の時以来の対面開催ができたことですね。講義棟の中に装飾がたくさんあったり、キャンパスに入ってからの広い道に看板が立っていて。その看板が立ち並んでいる景色を見て、ああ、外語祭ができたんだな、と感動しました。
やす:僕も一番心に残っているのはやはり一橋祭当日のことですね。それまで苦労ばっかりというか・・・委員のみんなも大変だったろうし、いろいろ迷惑もかけたりしてたから、なんとか委員みんなが楽しく終われるような学園祭を目指そう、というのはずっと思っていて。笑って終われるようにというか。だから一橋祭が当日無事に終わった時に、やれて良かったなと思えましたね。
ほなみん:無事にやれて良かったなというのは大きいですよね。
やす:そうそう・・・こんなに大変な年に、なんとかひとつの形に持ってこれたという達成感はありましたね。
ほなみん:委員のみんなが、仕事をしながらも各々楽しんでいたり笑顔でおしゃべりしていたり、そういうところを見たときに、よかったなあ・・・と(笑)
やす:いや、そうですよね。委員長っていう立場になると、自分のことじゃなくて、委員が楽しんでいる、笑っている姿が本当に嬉しくて。
ほなみん:あとは個人的な思い出だと、最終日のフィナーレで、野外ステージで委員長が挨拶したあとに花火が上がるんですけど、それをステージの上から見て。え、やば・・・って(笑)
やす:(笑)僕もあったんですよ、最後フィナーレで挨拶を述べるっていう。毎年委員長は泣くのが伝統みたいなのがあって(笑)何か僕は泣けなかったんですけど。
ほなみん:後から思い出して涙が・・・みたいなこともありますよね(笑)
委員会の人数事情
(一同、一橋祭のパンフレットを見ながら)
やす:パンフレットは当日ももちろん配布しますし、その前から広報として学内生や地域の方にお配りするものですね。ステージのタイムテーブルや企画の内容が一目で分かるようになっています。
なかじ:スタイリッシュで見やすいです。
やす:担当の子が頑張ってくれました。一橋祭運営委員会はあまり人数が多くなくて、ひとつひとつの媒体や企画にかけられる人数が少ないんですね。たとえばこのパンフレットでいえば、基本的なデザインなどは去年は4人で作っていました。
ほなみん:人数の少なさというのはかなりネックになりますよね・・・他の大学と比べてみてもやはり少ないのかなと。
やす:一昨年は70人くらいで色々と苦しかったこともあって、昨年は100人くらいに増やしてできることの幅も広がりましたね。
ほなみん:70人と聞いてえっ!となりましたね。
なかじ:外語祭のほうは去年は120人ほどでした。
やす:1、2、3年生の人数構成はどれくらいなんですか?
ほなみん:人数の多さは1年生、2年生、3年生の順ですね。学年が上がるときに各々他にやりたいことが出てきたり、留学の関係で辞める人もいたり。去年は3年生が30人くらいだったかな。
なかじ:今年は後期から留学に行く人も多いですね。
マスコットキャラあれこれ
ほなみん:ぽん吉の話がすごく聞きたくて。めちゃくちゃ好きなんですよ。
やす:ありがとうございます(笑)たしかに可愛いですよね。数年前(※2016年、第47回)にマスコットキャラクターをぽん吉に固定しよう、となって。
ほなみん:なぜたぬきなのでしょうか・・・?
やす:一橋のキャンパスがけっこう森に囲まれた空間で。ときたまたぬきが出没することがあって、委員会の中でも見たことがあるという人がいたらしく、そこからですね。
ほなみん:出没していたらマスコットキャラクターになってしまったんですね(笑)
やす:いやでもぽん吉について深掘りすることはあまりないです・・・(笑)逆に外語祭のキャラクターについて僕はよく知らないんですけど・・・
ほなみん:こちらに見えます・・・(ぬいぐるみを見せながら)たふくじらって言います。
やす:モチーフは何なんですか?
なかじ:第90回外語祭の時に、「90」と、TUFS(たふす・東京外大の英語略名)を組み合わせて「たふくじら」になったと聞いています。
ほなみん:90を「くじゅう」って読んで、その「くじ」の部分を取ってるんですよね。
やす:(笑)でも今年100回になったらどうするんですか?
ほなみん:この子続投っていうのを小耳に挟んだんですけど合ってますか?
なかじ:続投です!
やす:90回で作ったけど、100回以降でもこの子とやっていくってことですね。
ほなみん:そう信じてます。
なかじ:第100回のマスコットキャラクターを作ろうかという提案も、委員会内であったりしましたけどね。
やす:じゃあこの子は根強い人気ってことですね。
ほなみん:そうです!みんな大好きたふくじらです。
やす:可愛いですもんね。(パンフレットを見ながら)色んなグッズがあるんですね・・・缶バッジとか。
ほなみん:そうなんですよ。缶バッジやクリアファイルは毎年作っていて、これは99回のものです。
やす:バリエーション豊かでいいですね〜。毎年作っているなら年ごとのカラーも出て良いですね。
なかじ:国旗バッジのガチャガチャとかも、外語祭期間中はあったりします。
やす:これはガチャなんですか?狙って当たらなくないですか?(笑)
ほなみん:狙って当たらないですね(笑)これが出た、嬉しい!みたいな。
やす:200種類近くあるってことですか?
なかじ:たぶん・・・たくさん(笑)
ほなみん:専攻している地域のものが出たら大喜びするし、出なくても大喜びするという(笑)来場者の方でも小さい子が引いて、この国出たよ!みたいに喜んでたりしますね。
やす:いいですね〜。国旗バッジは学園祭にあまり興味がないという人でも嬉しいんじゃないですかね。普通に欲しくなりますよね。
なかじ:あったら買いたくなりますよね。
「委員長」という役割
なかじ:昨年度委員長という立場だったおふたりですが、具体的にどのようなお仕事をされていたのでしょうか。
ほなみん:私としてはすごく難しい質問で・・・それぞれの局ではこれが担当だ!っていうものがあるんですが、委員長って果たして何をする人なんだろう?と考えると・・・。
なかじ:言葉で表すのが難しいところでしょうかね。
やす:委員長って「いる」ことが一番大切というか。この仕事をしてください!ってお願いする側であって、実際に仕事をする側ではなかったりしますよね。
ほなみん:そうですよね。
やす:恒常的な業務は何かありましたか?
ほなみん:週に1回の全体委員会の運営とかですかね・・・副委員長にも手伝ってもらったり。あとは各局のお仕事やシフト作成のお手伝いをしたり、大学とのやりとりをしたりという感じですかね。
やす:ああ〜、それはやっぱりありますよね。
ほなみん:裏でひそひそと仕事をして、みんなが活動しやすい環境を作るのが委員長かなって思っています。
やす:なんか、委員長って実はそんなに派手じゃないですよね(笑) 具体的に何をやっているという感じじゃないから・・・ちょっとつまらないって思っちゃったりもしましたけど(笑) 他の委員がやっていることを羨ましく思ったりしませんでした?僕はけっこう思ってたんですけど・・・
ほなみん:めっちゃ分かります(笑)
やす:みんな具体的に形になっていくものを作っているじゃないですか。でも自分がやっていることは目に見えないことだから、羨ましいな、と思うことはありましたよね。
ほなみん:私は委員長になる前は、企画局というところにいて。そこでの仕事は本当に外語祭に向けて、ひとつの部分を作っていくんだという感じがすごくあるものだったので、企画局のみんなを見るとああいいな、私もあれやりたい、と思うこともありましたね。
やす:分かりますね。その企画局のような場所に顔を出したりとかはなかったんですか?
ほなみん:それまでに担当したことのある企画のシフトに顔を出して、ヘルプで入ったりとかはありました。
やす:なるほど。委員長っていろんなところに出向いていくサブ的な役割も果たすのかな、という風にも思います。一橋祭の場合は、委員長には恒常的な業務があって。だいたい10月以降に委員の業務量が一気に増えるので、委員それぞれに仕事を割り振っていくというタスク組みをするんですね。そのタスク組みは、10月から一橋祭終了まですべて委員長がやっていて。委員全員分のタスクを集めて、それをそれぞれに振っていくっていうことをしていて、その準備は8月ごろから時間をかけてやっていました。それが一番体力的にはきつかったですかね。いろいろ気を遣わなくちゃいけないこととかコロナの色々な事情もあったりして、いろいろな気苦労は多かったかなあと。
ほなみん:そういうのは精神的にちょっときますよね。
やす:あとは当日始まるまでのプレッシャーもありましたよね。何か予測しないことが起こったら全部自分の責任だから、無事に終わってほしいなという気持ちはずっとありました。
ほなみん:めちゃくちゃ分かります・・・。
やす:特にコロナもあって不安定な時勢だから、何が起こるか分からなくて不安だったのかなあと思いますね。
ほなみん:何かあったら自分の責任になる、というようなプレッシャーはずっとありましたよね。
やす:だからこそ無事に終えられて、本当にほっとしましたよね。
それぞれの学園祭の醍醐味とは?
なかじ:ご自身の大学の学園祭で、一番の醍醐味といえるのはどんなことですか?
ほなみん:外語祭はやはり1年生の料理店、2年生の語劇、というものが主な軸としてあって。外語祭に来ただけでいろいろな世界を知ることができる、ということがすごく魅力的だと思います。
やす:一橋祭は、学内団体の参加率が他の大学と比べて高くて、例年200以上の団体が参加すると言われていて。ふだんは一橋というアカデミックな環境で、おとなしく物静かな人が多い印象なんですけど、そういう人たちが持つ熱気のようなものが放たれる瞬間が一橋祭というお祭りだと思うんです。学内生の熱気や盛り上がりみたいなものが一番の醍醐味で、そこが僕にとっても一橋祭の一番好きなところですね。
ほなみん:企画をやっている側がそこまで熱くなると、来場者の方も必然的に盛り上がってくれそうですよね。
やす:そうですね。あとは来場してくださる方は地域の方も多いので、地域の方との交流というのもひとつ大きな醍醐味かなと思います。地域の方向けの企画があったりするのも一橋祭ならではの魅力ですね。
参加してくださるみなさまへメッセージ
なかじ:最後に、ご来場されるみなさまへメッセージをお願いします!
ほなみん:今年、外語祭は第100回ということで節目の年なので、実行委員も学内生も普段よりさらに気合を入れて準備をしているなと感じます。毎年楽しみにして来てくださっている方はもちろん、今まで行ったことがないけど気になるな、という方もぜひぜひ来てほしいなと思います。キャッチコピーは「さあ、100回目の世界旅行へ」ということなので。世界旅行に来るような気持ちで、府中キャンパスへご来場いただければと思います!
やす:外語祭に実際に参加してはじめて感じられるような、グローバルな魅力がありますよね。
ほなみん:そうですね。学生もそれぞれの専攻地域のことにすごく熱量を持っている人が多くて、そういう人と話すのも楽しいと思います。外の世界を感じて、自分の中の世界も広がるということがすごく魅力的だなと、高校生の時に来場者として訪れた際にも感じたので。今年参加される皆様にもそのような魅力を感じていただければ嬉しいです。
やす:今年の一橋祭は、自分が委員をやっていた時よりも絶対にパワーアップしているなと思っていて。委員の人数が増えたことで出来ることの幅も広がっているし、ここ数年オンラインという新たな試みをする中でもやり遂げられなかったことが、今年は出来るようになっていたり。今までやってきたことと、新しく挑戦することが両立するような、新しい学園祭になっていると思うんです。これまで一橋祭に来たことのない方にも来ていただきたいし、来たことがある人にも一橋祭の新たな一面を見せられるんじゃないかなと思っています!
お読みいただきありがとうございました。
外語祭実行委員、一橋祭運営委員一同みなさまのご参加を心よりお待ちしております!
学園祭情報
第100回外語祭
日時:2022年11月19日(土)〜11月23日(水・祝)
場所:東京外国語大学府中キャンパス
第53回一橋祭
日時:2022年11月18日(金)〜11月 20日(日)
場所:一橋大学国立キャンパス
・一橋祭公式ホームページ
・一橋祭公式Twitter