こんにちは。
国際社会学部ロシア地域専攻1年企画局の矢田琴子です。ニックネームも琴子(上から読んでも下から読んでもことこ)です。今日はわたしが外大に入るまでの紆余曲折とこの一年の感動をお話したいと思います。ご存知の方もいるかもしれませんが、私の出身は島根県出雲市という神様の國です。19年間私はこの小さな田舎町で暮らしていました。そんな私の夢はJAXAで働くことでした。そのために高校も理数科にいて死ぬ気で勉強し、現役でも浪人期も医学系に進めるといいなあと思っていました。しかし私は極度に数学が苦手だったため浪人のセンター後に文転して東京外大を受けることにしました(外大の先輩でJAXAに行く人が結構多かったのと、ロシアは宇宙産業が強いから)。もともと国際社会に強い興味があったため、この大学に志願できて「なんだか私の世界が変わりそうだな」思っていました。無事合格もでき、この大学に入ったら私の世界は文字通り180度変わりました。①「頭が良い」のベクトル増えた
これまで数学や理科と主に格闘していた私は、「頭が良い」のベクトルは「数学と理科が出来る人」だと思っていました。(失礼ですみません。でも浪人までしていたので理系の世界しか知りませんでした)。しかしこの大学に入り、国際社会や政治、文化、美術など様々なことに詳しい友人(池上彰みたいな)がたくさんできて、やっとこれまで見えていなかった世界線の「賢い」人達にたくさん出会い、私の中の「頭がいい」のベクトルが何本も増えました。そして実際、生まれて初めて勉強がとても楽しくなりました。②自分と本当に合う友人がたくさんできた
島根という田舎にいた私は、実は自分と合う友人に出会うのに結構苦労してきました(もちろんちゃんと親友もいますが笑)。ただこの大学に入り、人が頑張ってるのをみて本気で応援してくれたり、言葉一つでも優しい言い方で言ってくれる人が多くて本当に感動しました。外国語大学だからか、どこかさっぱりしていて人のことをとやかく言う人があまりいないのも嬉しかったです。ロシア語科でも外語祭実行委員会でもその他のコミュニティでも「自分の居場所」を安心して感じることができました。こんなに毎日学校に行くのが楽しいなんて久しぶりでした。最後に、私にとって浪人期センター後の文転は人生最良の決断だったと胸を張って言えます。そしてその大きな部分はこの外語祭実行委員会で出会った最高の友人達がいてくれるからだと思っています。本当に感謝してもしきれません。そして今私はこのスタッフブログをSVで訪れているロシアで書いています。一年と少し前の自分が聞いたら「ロシア?!」ってなっていることでしょう。それでは長々と読んでくださってありがとうございました。特に伝えられることはありませんが、外実にはこんな背景の人もいるんだなあと思っていただけたら幸いです。
ことこ(企画局1年)