こんにちは。語劇局2年のあまのです。
夏学期も終わりが近づいてきて、なんだか寂しくなってきましたね。一年生はだいぶ外大での生活にも慣れてきたとは思いますが今日は外大のある「府中」について書きたいと思います。
というのも私かれこれ15年以上府中に住んでいる外大では珍しい純正府中市民なのです。そうはいっても外大の真反対である府中の西端に住んでいるので外大まで自転車では40分ほどかかるのですが💦、今回は府中市民なら納得の「知って得する!府中豆知識」をご紹介したいと思います!!
①もしかしたら見たことある!?府中競馬正門前駅
府中に住んでいてもなかなかいくことがない府中競馬正門前駅。その名の通り東京競馬場の最寄り駅であり、日本ダービーをはじめとするG1レース開催日には多くの人でごった返します。しかし、逆に競馬がない日はほぼ人がおらず、昨年は競馬がほぼ開催されなかったため京王線内での乗降客数がダントツの最下位でした。ただ、実はこの駅、人がいない&競馬開催日用のだだっ広いホームを逆手にとって映画やドラマ、CM撮影でめちゃくちゃよく使われます。というか映画・ドラマで京王線が映ったら9割この駅だと思ってください。つい先日公開された日向坂46の新曲「何度でも何度でも」のMVでもこの駅が使われていたのですが、我々からすると見慣れた駅なので見た瞬間に「また使われてる!」と気づきます😊ちなみに是政橋・是政公園もこのMVで使われていたようなのでおひさまの方は学校帰りにでも聖地巡礼してみてください!
②東京随一の蔵書数!府中市立中央図書館
府中駅から徒歩10分ほどの所にある府中市立中央図書館。府中市民だけでなく府中市に通学中の外大生も利用カードを作ることができます。意外と知られていませんがこの図書館東京都にある公立図書館のなかで都立中央図書館に次ぐ2位(市区町村立の図書館では1位)の蔵書数を誇っているのです!しかも利用カードを持っていれば学習室を利用することができ、外大の図書館よりもはるかに強いWi-Fiで快適に作業をすることができます。僕は外大よりもこの図書館のほうが遥かに近いので春学期の期末レポートを書くために7月末には毎日のように利用していました。さらにこの図書館の凄いところは土日問わず22時まで開館しているところです。現在はコロナの影響で20時までの開館になっていますが、通常22時までやっている図書館は都内でもかなり少なく、多摩地区だと2つだけです(ちなみにもう一方の武蔵境にある武蔵野プレイスは府中市民や外大生は利用カードが作れず、Wi-Fiも使えないのが難点)。外大の図書館が開いていない日曜日も夜まで使えますので、ぜひ一度利用してみてください。
③なぜここに外大が?関東村と五輪の歴史
皆さんは関東村という言葉を聞いたことがあるでしょうか?関東村というのは調布飛行場を中心として府中・調布・三鷹に広がる旧日本軍調布基地のエリアを指す言葉です。僕は小学生のころから野球をやっており、この一帯には野球場が沢山あるので小・中・高と非常に馴染みのある土地でもあります。
そしてこの広大な土地を生かして外大やお隣の警察大学校、さらには味の素スタジアムや武蔵野の森総合スポーツプラザ、武蔵野の森公園といった今回の東京五輪会場にもなった施設が建設されました。しかし実はこの関東村、1964年の東京五輪とも大きく関係しているのです。五輪が開催されるとなると多くの会場施設と共に必要となるのが選手村です。今回の五輪では晴海に選手村が設けられましたが1964年にはのちに代々木公園となるエリアに選手村が建設されました。ここはもともとワシントンハイツと呼ばれる米兵向け住宅地があった場所であり、この五輪がきっかけで日本へ返還されることとなりました。この住宅地が敗戦後米国に接収されていた調布飛行場内の関東村住宅地区として移転されたのです。その後、関東村一帯が日本に返還され、外大をはじめとする学校や公共施設・スポーツ施設がこの地に誕生し、今回の東京五輪では会場として使用されることとなったわけです。
ちなみに代々木のワシントンハイツは戦前は代々木練兵場であり、これは元々の青山練兵場の土地に明治神宮外苑を建設する際に移転先として作られたものです。今回の五輪で使用された神宮外苑の国立競技場、ワシントンハイツ跡地に建てられた代々木体育館、そして関東村跡地に建てられた競技施設たちが歴史的なつながりを持っているというのを知って個人的にはすごい驚きでした。
皆さんも少しは府中について詳しくなっていただけたでしょうか?
府中にはまだまだ面白いスポットや歴史が沢山あるので是非ご自身の目・足で探してみてください!
府中は全く関係ないですが、彩りがないので最後に五輪開会式の前日にとんだブルーインパルスの写真を最後に貼りたいと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました!
あまの(語劇2年)