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「充実している」とは

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みなさん、おはこんばんちわ!企画局2年、ラーメン大好きかけるです。ラーメンについて語ろうかとも考えましたが、誰でもフリーに見られるブログに載せるにはもったいないので(大嘘)、今回は自分自身の人生観のようなものをちょっとだけ掘り下げてみようかと思います。

いまこのブログを読んでくださっている皆さんの中には、「充実」という言葉に対して肯定的なイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。私もその一人です。「充実している」ってホントに素晴らしいことだと思います。しかしながら、「充実している」ってどういう状態なのでしょう?私はこれから挙げる2つのポイントが「充実」を感じるための条件なのではないかと考えています。

①「充実している」=「楽しい」だけではない
先ほど、「充実」という言葉に肯定的なイメージを持つ人は多いだろう、と書きました。なのにどうして、楽しいことが「充実」ではないのか。その理由は、人間は意外と、楽しかったという記憶をちゃんと覚えていないからだと思います。楽しかった余韻に浸ることはあっても、それは一時的で、いつまでもその思い出に想いを巡らすことはありませんよね。それに、「楽しい」という感情は比較的簡単に上書きできるものでもあると思います。
それに対して、「楽しい」とは対極にあるような、「苦しい」「辛い」「悔しい」「悲しい」という感情って長いこと忘れられなくないですか?人間の脳内ではきっと、そういった感情を味わったときに同じことを繰り返さないように、どうしてそうなってしまったのか、どうすれば良かったのかを分析するような自己防衛機能が働いているのでしょう。したがって、「充実している」とは、プラスマイナスどちらも含めて、色々な感情が交錯している状態ということができそうですね。
この状態を作り出すポイントになると考えているのが、人間関係です。もちろん、人間関係抜きに「充実」の状態が作り出せないというわけではありません。でも、人間関係って大変なものですよね。お互いの意見が合わなかったり、自分自身の考えが受け入れられなかったりするととても疲れますよね。このような痛みを時に伴いながらも、誰かとともに前に進んでいくこと、というのは「充実」を感じるための近道なのではないかと思います。

②「充実している」はあり得ない
これまたお前は何を言ってるんだ、という感じですね。わかりやすく言い換えると、「充実」していたかどうかは後になってみないとわからない、ということです。私自身が今までに感じた「充実」には、高校時代の部活動や外大の合格をつかみ取った受験などがありますが、それらに打ち込んでいた最中は、大変なことばかりだったし、早く逃げ出してしまいたいと思うこともたくさんありました。皆さんが想起するであろう「充実」の状態とは程遠いところにいました。しかし、最後までやり遂げて、後になって当時のことを振り返ってみると、あの頃はキラキラ輝いていたなぁ、と感じるのです。やっている最中は逃げ出したいとか思っていたのに、不思議なことですね。これは①とつながっていて、当然辛いことを味わっている最中は嫌だと思うのですが、後になって振り返ると、辛かったはずの感情はそれを乗り越えた、やり切ったという自信や満足感に変わっているので、肯定的に捉えることができるのでしょう。
ここから導き出せる「充実」を感じるポイントは、最後までがむしゃらにやり遂げるということではないでしょうか。途中で投げ出した場合、大変なことに関わらなくてよかった、という安堵の気持ちになることはあっても、そこから「充実」を味わうことは決してできません。「充実」にたどり着きたければ、その道中にある苦しみからは逃れられません。その苦しみを伴ってでも欲するほどの価値が「充実」というものにはあるのだと、私は信じて生きています。

さてさて、最後はこの話を外語祭につなげてキレイに締めさせていただこうと思います(笑)今年の外語祭は、皆さんが「充実」を味わうための大きなポテンシャルを秘めているのではないかと思います。誰もが思い描いていたように、キャンパスでたくさんの方々の笑顔を見ることができるのかどうか、未だに先行きはわかりません。キャンパス開催とオンライン開催をどちらも想定しながら準備するというのは、決して容易いことではありません。それでも99th外語祭を終えた後に、みんなが「充実」を味わえることを願って、歩みを止めずに進んでいくということが、私たち本部員に課されたミッションなのではないかと思います。このミッションをクリアすることができれば、得られる「充実」はきっとビッグなものであると私は期待しています。

ここまでで「充実」という単語を23回使用したそうです。ゲシュタルト崩壊を起こしてしまったみなさまに、謹んでお詫び申し上げます。

<おまけ>
写真のことをすっかり忘れてたので、つい先日参戦してきた、私が大好きなBiSHのライブの写真をアップします。BiSHのライブはなんと公演中の写真撮影がOKなので、関係者と見間違えるような巨大なカメラで撮影している人もいるんです。

そうね悲しいことも二人なら 宝物になってゆくはずさ

今回のブログのテーマに合っているなぁと感じたので、推し曲トップ3には絶対入るくらい大好きな「二人なら」という曲のサビの一節を引用させていただきました。良かったら聞いてみてください~ではでは!

かける(企画局2年)