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外語祭まであと6日!渉外局長よりメッセージ!『黒子の黒子』

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スワヒリ語でこんにちは。アフリカ地域専攻3年、渉外局長のじゅんです。
今回、私は自らが指揮を執る渉外局について書きたいと思います。

まず、「渉外」とはどういう意味なのでしょうか。言葉だけを聞くと、パッとこの文字が浮かぶ人は少ないかもしれません。辞書によると、「渉外とは、外部と連絡を取り、交渉や折衝を行うこと。相手組織と駆け引きすること」と書かれています。

つまり、簡単に言うと営業です。外語祭には、その運営にあたり莫大な費用がかかります。外大への入学時に外語祭費として新入生の方々にもその負担を求めていますが、実際にはその金額では足らず、大学からの援助や、渉外局の活動によってそれを補っています。

外語祭実行委員会には合計でつの部署がありますが、その中でお金を得ることを目的に活動しているのは、この渉外局だけです。他の部署に比べると、例えば広報局のように外語祭ウェブやSNSを使って外語祭に興味を持ってもらう人を増やせるわけではないし、事務局屋内-装飾局のように環境・衛生面や施設管理の面で外語祭を影から支えるさながら、学内生との対応に日々尽力している認知度が高い局でもない。ましてや語劇局野外ステージ局のように外語祭の目玉を支えているわけでも、企画局のように来場者に楽しんでもらえる魅力的な出し物を繰り出せる局でもない。

渉外局は一見地味な局ですが、しかしながら果たす役割は他の部署に遜色ないとても重要な局です。なにより、外語祭実行委員会が来場者・学内生の方々により良い外語祭を届けるために欠かせないお金は、私たち渉外局が一年をかけて地域のお店や卒業生の方々、様々な企業から集めてきています。

上の定義にもありましたが、私たちは日々、大学外の様々な人や組織と連絡を取り、外語祭で使える金銭や物品を受け取る交渉や折衝を行っています。外語祭に来てくださった方すべてに、「外語祭素敵だった、また来年も来たい」と思ってもらえるために、一年のうちの5日間を他のどの365日よりも魅力的な5日間にするために、外語祭実行委員会では去年の外語祭が終わった直後から今年の外語祭のために猛進しています。そして、渉外局の使命は、そんな「あれやってみたら面白そう、これを今年からやってみよう」という声を100%叶えること。お金がないがために魅力的な取り組みができないという事態を決して起こさないためにも、新しいことにどんどんチャレンジしていくためにも、外語祭を支える外語祭実行委員会を支えるのが、私たち渉外局なのです。

そして、外語祭に実際に足を運んでくれた際には、渉外局が頑張った証も見てもらいたいです。例えば、外語祭を一通り堪能した後にぜひ参加していただきたい「わくわく★抽選会」。これは、外語祭で最も魅力的だと思った企画に投票したら、もれなくはずれなしの抽選に参加できるという企画ですが、ここで当たる景品は全て、私たち渉外局が様々な企業から頂いてきた商品です。他にも、当日200円で購入できる外語祭公式ガイドブックには、渉外局がお世話になっているお店や企業の広告・ロゴや、外語祭に寄付をしてくれた卒業生の方々の名前が載っています。このガイドブックは、外語祭が終わった後も楽しめる魅力がたくさん詰まっており、外語祭が好きな人には必見な一冊です。

外語祭において、外語祭実行委員会の存在を意識することは少ないと思います。この組織は外語祭本番においては黒子です。それもそのはず、外語祭での主役は料理店や語劇を行う外大生。私たち外語祭実行委員会は、当日は裏方に回ります。だからこそ、「外語祭」という限られた期間しか見ることのできない東京外国語大学をその目にしかと焼き付けて欲しいです。

外語祭実行委員会の存在意義は、外語祭に来てくれたすべての人に楽しんで帰ってもらうこと。それが叶うのなら、私はそれ以上何も求めません。外語祭でお会いしましょう。
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写真は今年の外語祭限定バッジ3種類です。渉外局では外語祭限定グッズも作製・販売しています。 デザインが毎年異なる、唯一無二の宝物。

 

じゅん(渉外局長)