みなさん、今この瞬間に、何か夢中になれることはありますか?
授業後の部活、友達とのカラオケ、恋人とのデート、遊ぶお金を稼ぐためにしていたつもりがいつの間にか趣味になっていたアルバイト、就活で苦労して手に入れた仕事、はたまた帰宅後のゲーム…
例を挙げればきりがありませんが、程度の差はあれ人それぞれ何かしら没頭しているものはあると思います。
私にとってそれは「外語祭」です。
大学1年生からずっと運営側として携わってきた年に1度のこの行事。早いもので外語祭実行委員会として関わるのも今年で3年目、そしてもう間もなく私の外語祭実行委員会としての活動も終わりを迎えようとしています。
この3年間本当に様々なことがありました。期待と不安を胸に入学した東京外国語大学で、神様のいたずらかそれとも運命か、外語祭実行委員会に入ることを決めた3年前。大学に入るまで100人規模の組織に所属することなどなかった(学校を除いて)ので最初は戸惑いましたが、みんな面白い人ばかりですぐにその不安はなくなりました。
1年生の時はなにもかも手探りで活動をして、先輩からの手厚いサポートを受けながらもなんとか活動していくことが出来ました。2年生の時は、ある程度、自分の担当の仕事を思い通りに進めることができ、その反面行き過ぎたことをやってしまい先輩から怒られることもありました…
そして3年生の今。外語祭実行委員会の中では最高学年として、今までは先輩に引っ張ってもらっていた立場から今度は後輩を引っ張っていく立場になっています。今年は新たに会計としての立場で組織のすべての人間と関わる機会が多々ありましたが、本当は後輩を引っ張っていたのではなく後輩に支えられていたのではないのかなぁ、と3年になってぼんやりと思うようになりました。もちろん同期であればなおさらです。
外語祭実行委員会の活動は多岐に渡り、担当一つ例にとっても一人で仕事をできるものなど何一つありません。
外語祭で人々の胃袋をつかむ料理店・模擬店を管轄する事務局、専攻語による劇で来場者に感動を与える語劇局、ステージで団体さんの熱い想いを伝える野外ステージ局、外語祭の素晴らしさを世界に発信する広報局、外語祭運営に関するお金を獲得する渉外局、講義棟の中での企画や外語祭を彩る装飾を担当する屋内-装飾局、来場者に様々なエンターテイメントを提供する企画局。
それぞれの局の仕事は独立しているように見えて、密接な関わりを持っています。そして今年の外語祭の準備がここまで滞りなくやってこれた(と個人的には思っています)のも全ての局がうまく連携を取って支え合ってここまでやってきた証なんだと確信しています。
もちろん楽しかったことばかりではありません。雨の中テントを立てたり、夜遅くまでパソコンに向かって作業したり、作成した書類が間違ってて訂正するのに何時間もかかったり、苦労して建てたテントが台風で飛んで行ってしまったり…思い出そうとすれば辛いことなんていくつもありますが、少なくともこのブログを書いている今は楽しさと充実感に満ち溢れているので総合的にはプラスだなと思います。
残り約1週間で今年の外語祭、私にとって最後の外語祭実行委員会としての外語祭は終わってしまいますが、終わった後に、この楽しさと充実感が、嬉しさと達成感に変わるよう、気を抜かずに頑張っていきます。
最後になりますが、今まで一緒に外語祭実行委員会として活動していた同期、先輩、後輩のみんな、外語祭を盛り上げてくださっている団体のみなさん、協賛をしてくれた企業の皆さま、東京外国語大学という場所で外語祭を運営する機会を与えてくださった大学関係者のみなさま、まだ終わっていませんが感謝してもしきれません。ありがとうございます。
是非、私たち東京外国語大学の学生たちが作り上げたこの学園祭を、みなさん心ゆくまで楽しんでいただければと思います。
石野田(会計)