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出来ない、分からないということに動じない

こんにちは!言語文化学部フランス語専攻1年、企画局の都倉ななかです。

今回は初めてのブログ投稿ということで少し緊張していますが、私の受験体験についてお話しさせてもらおうと思います。

まず、私の受験生活は他の人とはかなり違った物でした。なぜかというと、私は父の仕事の都合で中二の夏から高一の冬までの間、アメリカに住んでいたためです。アメリカに居た頃は月~金曜日は現地校、土曜日は日本語補習校に通うという日々を過ごしていましたが、日本の子との学力の差は広がるばかりで、日本に帰ってきた頃には取り返しがつかない程になっていました。その頃の私の学力は、古文は助動詞から分からない、漢文は触れたことすらない、数学はIとIIしかやっておらずAとBは真っ白、世界史は現地校で古代をさらっと触れただけ、理科は中学生レベル、肝心の英語は文法と和訳の全てが初めまして、といった感じで本当に絶望的でした(笑) しかも高二の一年間は吹奏楽部として部活に打ち込み、勉強の全てを見て見ぬふりしていました。

部活を引退して高三になり、アメリカの現地校で第二外国語の授業としてフランス語を取ったことがきっかけでフランス語を学びたいと思っていた私は本格的に外大を志望するようになりました。受験勉強に取り組むようになって、いざ自分の課題と向き合ってみると今までの溜まりに溜まったツケの量の多さと基礎力の無さに愕然としましたが、出来ること一つ一つを積み重ねていこうと思いました。自信のなかった古文単語と漢文の句形、英語の文法書は毎日やり、塾では古文と数学をとり、学校のサポートが手厚かった英語と日本史は学校の勉強にだけ集中しました。基礎を一から叩き直したお陰で成績は驚くほどぐんぐん伸び、晴れて外大に合格することが出来ました。

受験勉強を通して、私はアメリカで培った「出来ない、分からないということに動じない」という能力に何度も救われました。アメリカにいた頃、中二の私は”I am going to”ほどの定型文しか知らず、過去形も分からない状態で現地校でネイティブの授業を受けていました。そのうち「自分はこれが理解出来ていないんだ」という事実をすんなりと受け入れられるようになりました。受験勉強においても、自分の出来なさに直面するのを恐れて勉強を後回しにしてしまうことが多々あると思います。しかも、それは完璧主義の人に多く見られると思います。受験の天王山と呼ばれる夏休みが終わり、焦っている受験生の方々は、まず夏休みの間に自分が達成出来たことをちゃんと褒めてあげてください!それから、自分はこれが出来なかった、と認めてあげてください。その課題は受験当日までに間に合えば大丈夫!くらいの気持ちでゆるーく自分を信じながら、なんなら受験期間を楽しんでやろうくらいの心持ちで無理せず頑張ってください:relaxed:高三の四月の時点で私よりひどい成績の人なんて存在しないと思うので、こんなやばいやつでも外大に合格できるんだから自分も出来る!とぜひ心の支えにしちゃってください笑長く語りすぎてしまった………笑
最後まで読んでくださって本当にありがとうございました!!このブログが少しでも誰かの役に立てたならば幸いです:relaxed::heart:ちなみに写真は先週パリに一人旅に行った時に撮ったエッフェル塔です!外大生になったら長くて楽しい夏休みが待ってますよ〜!