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芸術の秋!美術展に行こう

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こんにちは!広報局2年の六です。

暑くなったり寒くなったり雨が降ったりとよくわからない気候が続くこの頃ですが、暦の上では秋ですね。秋、秋といえば芸術!ということで、今日は私が最近行った博物館展示「イスラーム王朝とムスリムの世界」を紹介します。

・「イスラーム王朝とムスリムの世界」@東京国立博物館東洋館
上野のトーハクで行われている展示です。ターコイズブルーの素敵なチラシを目にした方もいるんじゃないでしょうか。

“イスラーム教は、7世紀にアラブ人のムハンマドが預言者として唯 
一神に対する信仰を説き、創始した宗教です。その後、イスラーム教は西アジアのみならずヨーロッパ、北アフリカ、中央アジア、東南アジア、そして東アジアへと広がり、キリスト教に次いで世界で2番目に信者の多い宗教にまで発展しました。イスラーム教を受容した世界各地では、多くのイスラーム王朝が交替しましたが、いずれも各地の文化を融合させた独自のイスラーム文化を展開してきました。この特別企画では、こうしたイスラーム文化の多様性を知り、イスラーム世界への理解を深める手がかりとなるような美術工芸品や歴史資料などを紹介します。”(東京国立博物館公式HPより)

紹介文の通り、イスラーム教は世界の多くの地域に広がっていて、素晴らしい作品がたくさん展示されています。
8世紀アッバース朝のクルアーンから、セルジューク朝の真鍮の水差し、ティムール朝のミフラーブ・パネル(私は中央アジア地域専攻なので特にテンションが上がりました)、インドのムガル朝の大きな宝石がびっしり埋め込まれた剣やネックレス、マレー半島のバティック布、流麗なイスラーム書道作品や翡翠のペン置き、中国の七宝や絵皿、現代絵画まで…

気候も言葉もイスラーム教流入以前の文化も違う地域に広がっていくわけですから、当然その地での受容のされ方、根ざし方、美術品や工芸品の材料と製法にもバリエーションが出てきます。地域ごとではなく「イスラーム教」という視点から地域も時代も超えて世界を眺めることで、その違いがはっきりとわかる、とても面白く楽しい展示でした。
各王朝の説明も丁寧でわかりやすく、受験生時代の世界史の知識を思い出しながら鑑賞することができました。世界史選択だった方、今勉強中の皆さんは特に楽しめるかもしれません。

2022年2月まで開催中で、高校生以下は無料、大学生は500円で見られます。同じチケットで東洋館を出て右手にある本館の常設展も入ることができるので、ぜひ立ち寄ってくださいね。本館には絵画や仏像、刀、茶器といった日本美術の素晴らしい作品がジャンルごとに展示されていて、重要文化財や国宝を含めほとんどの作品が撮影可能なんです。最高ですね。

私が今行きたいなあと思っているのは、東京駅近くの三菱一号館美術館(この美術館も素晴らしいです、語ると長くなってしまうので省きますがぜひ行ってください)の「印象派・光の系譜 ―モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン」、上野にある東京都美術館「ゴッホ展 響き合う魂 ヘレーネとフィンセント」、六本木のサントリー美術館「刀剣 もののふの心」、新宿のSOMPO美術館「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」です。全部行けるかなあ…

美術館や博物館は基本的に室内なので天候に左右されませんし、静かですし、普段忙しかったりスマホを見たりしてなかなかゆっくりできない毎日のなか、作品と向き合っていると穏やかな気持ちになれます。作品に触れることで今まで知らなかった感情が生まれたり、すっかり忘れていた記憶が思い出されたり、作品へのまなざしを通して自分と対話できると言いますか…

長々と語ってしまいましたが、美術館にぜひ行ってくださいということです。特に学生の皆さんは学割を使いましょう。お得に素晴らしいものが見られるので。
それではみなさん、充実した芸術ライフを!

――――以下、外実での仕事の紹介と宣伝――――

私は広報局で編集長の仕事をしています。
広報局とはその名の通り、外語祭の広報を一手に担う局で、みなさんが今見ているこのGAIGOSAI webを作って更新したり、InstagramやTwitterといったsnsを動かしたり、他大学と交流したり、地域のお店や施設とコラボしてイベントを開催したりしています。なかでも編集長は駅などに貼るポスター、外語祭期間中に無料配布するパンフレット、販売するガイドブックの作成を統括する仕事です。
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六(広報局2年)