こんにちは。語劇局長のあまのです。
この文章を書いている今、ちょうど語劇に参加する全団体のリハーサルが終了したところです。語劇が行われるアゴラ前の木々もすっかり色づいて、外語祭への現実味が一気に増してきましたね。
本来今週は外実の三役局長ウィークなので外実に対する熱い思いとか書いてたりするんですけど、なんせ僕はガチンコタイマンじゃんけんにたまたまグーで勝って局長という肩書を背負ってるだけなので、今回はシンプルに「語劇」の話をしたいと思います。
あと今更なのですが3年やってきて未だにこのブログの対象読者がよく分かっていません。内部向けなの?外部向けなの?誰か教えてください。
昨年・一昨年とコロナウイルス感染拡大の影響で、語劇も多くの制約の中で実施することとなりました。しかし本年度は大きく規制を解除し、第97回外語祭以前の語劇の形にかなり近い状態で上演することができることとなりました。近年語劇への参加を見送っていた語科も数多く参加し本年度は5日間で28団体が上演を行います!!
いやぁうれしいですねぇ。タイムテーブルがかつかつでうれしい悲鳴です。
語劇というのは学部の二年生が中心となってやるわけですが、演目を決めたり著作権の交渉を行ったりが春学期から始まり、9月からホールでの練習が始まり、10月11月は空きさえあれば練習、練習にプラスして大道具・タイトル幕を作ったりとまあ大忙しなわけです。授業も大変だし、2年生だとサークルの中心として仕事している人も多いだろうし、とにかく忙しい中で沢山の人が語劇に参加してくれて、第1回外語祭が始まる前からこの外大の伝統として引き継がれている語劇を第100回外語祭まで上演し続けられていることに本当に感謝しています。
語劇局はいわゆる外実の中でも「団体対応局」と呼ばれるもので、僕ら自身が何か企画を主導したり、お客様の前で自分たちの作ったものを発表するわけではありません。ただひたすら各語科の皆さんが語劇を作るのをサポートし、団体と学校の橋渡しをする、それが我々の仕事です。当然僕らだけでは語劇を作り上げることは不可欠なわけであって、「語劇をやる!」といってくれた参加者の皆さんがいるからこそ成り立つ企画です。語劇という企画の成立は参加者の皆さんの「自主性」に100%依存しているんですよね。ホールを使える数が限られていたり、そもそも語科の人のスケジュールを合わせるのが難しかったり、多くの制約がある中で劇を作るのって大変だと思うんですけど、毎年素晴らしい語劇を作って本番で上演をしていただいているわけです。ほんとに感謝しかないですね。
僕ら語劇局としても、勿論迷惑はかけましたができる限り参加者の方が練習しやすい環境を作り、可能な限りストレスや制約を減らした中で語劇を行っていただけるよう尽力してきたつもりです。内部批判みたいになっちゃうしこの時期にそんなこと言うなよっていわれそうだけど、外実の人って仕事できるんですけど自分のことでいっぱいになってしまって相手のことを考えられなくなりがちなんですよね。語劇局に限らずそういった風潮が広まっているなあと前々から感じていて、せめて語劇局は何とかならないかなあと思っていました。僕は特に語劇局として仕事をするうえで「団体ファーストで仕事をする、自分たちの都合を押し付けない・押し付ける必要があるときはきちんと説明する」ことをモットーにしていたのと、できるだけ参加者全員に情報共有ができるようになればいいなあと思いながら一年間仕事をしてきました。だからこうやって参加者の方に感謝の気持ちを伝える文章を書いています。結局最初に理想としていた20%ぐらいしか実現できずにご迷惑をたくさん書けたのですが、参加者の皆さん語劇局にご協力いただき本当にありがとうございました。あと本番までもう少し、悔いのないようにしましょう!!
ということで学部二年生がこの秋をかけて作った語劇をホールでたくさんのお客さんに見ていただけるのが楽しみで仕方ありません。各語科の特色が出て本当に面白いですよ。それぞれの語科の衣装を見ているだけでも楽しいし、不朽の名作をやる語科もあれば、完全オリジナルの演目もあります。おすすめはドイツ語劇・カンボジア語劇・国際日本学部語劇・ポルトガル語劇・ベトナム語劇・ポルトガル語劇です(語劇局員がいるので宣伝しろと言われました)。
語劇はアゴラ・グローバル内プロメテウス・ホールにて5日間にわたって行われておりますので、皆さんのご来場を心よりお待ちしております。
それではまた、ホールでお会いしましょう。
あまの(第100回語劇局長3年)